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とある三姉妹と隣家の兄弟・前編 |
ある晴れた8月の金曜日の夕刻、通勤電車にスーツ姿の女が1人、見るとは無しに車窓から外を眺めていた。 ガラス面に映し出されたその顔は、アーモンド型の双眸と男好きのする厚めの唇をたたえ、流麗なあごと豊かな波打つ髪がおおっていた。まず一級の美人と言っていい。 普段より早く仕事を切り上げた亜矢は家路を急いでいた。 若くして上場企業の主任の地位にある彼女は、典型的なキャリアウーマンの道をひた走っている。 充分に美しい容姿と理想的なプロポーションをしているにも関わらず、ややキツめで真面目一方の性格と優秀すぎることが相まって、職場や取引先の男性陣が声をかけづらい雰囲気があった。 無論、恋人もいない。 しかし自宅には、そうした屈託に関係がない『男の子』が2人待っているはずだった。 共働きの隣家の従姉夫婦から、亜矢とはやや歳の離れた気楽な学生の2人の妹達が、夏休みの日中、2人兄弟を預かっているのだ。 ――いまごろ4人で仲良く夕飯の準備でもしてるのかな 妹達と、よくなついたかわいらしい2人のいとこ甥の微笑ましい光景を思い浮かべると、つい顔がほころぶ。
早い帰りを知らせていない4人を驚かせようと、亜矢はそっと玄関をくぐった。 海外赴任中の父と連れ添った母のいない三姉妹だけの家で、リビングの方から男の子の混じった嬌声が聞こえてくる。 天井の高い廊下に反響して何を言っているのかはわからなかったが、4人の楽しげな声に胸躍らせながら、足音をたてないよう、しかし足早にリビングへ向かいドアノブに手をかける。 「何してるのー? お姉ちゃんも仲間に・・・・・・・・・・・・」 開いたドアの先に展開されていたのは、彼女の世界観を根底から崩壊させる光景だった。 4人が裸で絡まり合っていたのだ。 2つのマットレスを縦につなげた上で、一方には、仰向けに寝そべりひざを腋へと大きく持ち上げた次女の亜衣と、その上にのしかかり胸にうずもれる弟の海くん。 もう一方では、お姉さん座りのような形から上体を前倒しにした三女の亜美を、後ろから兄の陸くんが貫いていた。 そして、上下たがいちがいに向かい合った2人の妹達は、お互いの唇を貪りあっている。 あまりの光景に声もなく茫然自失の、そして致命的な数瞬が亜矢の傍らを流れていった。
凍りついた空気の中で、最初に冷静さを取り戻したのは2人の妹達だった。 目でうなづきあうと、裸身のまま素早く姉の左右へと回り込む。 「あ、あなたたち、こんな、こんなこと・・・・・・」 うまく舌がまわらず喜劇のようにどもる姉を、それぞれに美しい妹達が両サイドからがっちりと捕らえる。 並んだ3人の容姿の違いは、歳が下がるごとに唇が薄く、目が大きく、あごが丸みを帯びていくことだった。 亜矢が大人の艶っぽさをたたえているとするなら、亜衣は年頃の輝かしさを、亜美はまだ完全には少女の香りが抜け切らない可愛らしさをそなえ、誰が見てもお好み次第の美人三姉妹と言える。 「姉さん、仲間に入りたければ、もっと早く言ってくれればよかったのに」 「そうそう、そうすればコソコソする必要なかったんだよ」 姉に比べてやや薄めの亜衣の唇から、からかうような言葉が流れ、亜美が相づちをうつ。 「ちがっんむ・・・」 反論は、亜衣の唇にふさがれて言葉にならなかった。 「リッくん、カイくん、亜矢ねえちゃんも仲間に入りたいんだって。入れてあげる?」 言いつつ亜美は2人の少年を振り返ったが、答えは聞くまでもなかった。 中断された交わり。目覚めさせられた肉欲。他に解消方法を知らない2人の股間のものは、新たな女の肉に飢え、怒張しきっていた。
2対1、妹達を手伝う兄弟を入れれば4対1では、多少の抵抗など無駄なものだった。 亜矢はあっという間に全裸にされ、脱がされたパンストで後ろ手に縛り上げられた。 口には裏返しにした自身のパンティを押し込まれ、その上からタオルで縛られるという簡易さるぐつわまで噛まされている。 そして左右のひざを押さえつけられ、強制的にM字開脚を強いられていた。 ひざを押さえる左手は弱めずに、空いた右手の指を逆V字にして亜矢の秘所を暴きながら亜美が言う。 「リッくん、おいで」 「あっ、ずるい。海に先に犯らせてあげようと思ったのに」 すかさず亜衣が口をはさんだ。 「いいの! 初エッチは亜衣ねえとお風呂でしたカイくんが先でしょ。だから初レイプはリッくんが先なの!」 何が『だから』なのか、亜美は理屈にならない理屈を迫力で押し切ると、改めて自分のパートナーをよびよせた。
「ほんとにいいの?」 興奮しきっていても、本来やさしい少年の素顔がのぞく。 「亜矢ねえが自分から仲間に入れてって言ったんだよ? リッくんも聞いたでしょ?」 「・・・うん」 少しばかり認知心理学の心得がある亜美は、縛り上げるまでに何度も「仲間に、入れて」まで言いきったのだと、繰り返し強調し既成事実化することで記憶の改変を強いていた。 その言葉も、本来ならゲームでもしている仲間に入れて、だったのだろうということにすら気付かせていない。 亜矢はうんうんと呻きながら目で少年に訴えかけたが、亜美と言葉を交わす陸の目は、亜矢の方を向いてはいなかった。
ずにゅっと、一気に陸が亜矢の奥へと侵入してきた。 「あっ、おくまでとどいたよ」 「亜矢ねえいいんだー」 陸の報告に嫉妬しつつ、亜美は長姉に対する嗜虐心を新たにする。 日々繰り返される交わりで、陸の器官は急速に成長しつつあったが、亜美にはまだ少し短く、負担のかかる体位でしか奥を突き上げる快楽を得ることはできない。 対して上付きで深い挿入を得やすい亜矢の身体は、正常位ですら奥までとどくのだった。 そして陸は、最初から急ピッチの腰使いをはじめた。馴れた大人なら、ゆっくり愉しむために遠慮して射精直前にしか使わないような抽送だが、若さにまかせたその動きを亜美は矯正していない。 「んん、んんんっ」 あまりの激しさに、さるぐつわを噛まされた亜矢の口から呻きが漏れた。
「でるーっ」 「いいよ、そのまま膣内(なか)で出しちゃいな」 「んーっ、んーーっ」 2分ももたず陸は一気に達しようとしていた。朝から繰り返された亜美との交わりで、この時間では既に透明な液しか出ないのだが、長姉を貶めるために三女はあえて膣内射精を強調する。 そんな2人の声に背徳心を煽られた亜矢は、必死にあらがう呻き声をあげたが、筋肉がこわばり陸のものを締め付けてしまうのだった。 「ううぅ」 「んーーーーっ」 ピュッピュッと粘性の薄いほとんど子種を含まない、しかし熱い液体がとうとう亜矢の子宮を直撃し、いっそう大きな呻き声が響く。 「ふうう」 大きく息をついて陸の身体が亜矢の胸にもたれかかる。胎内のものはゆっくりと軟化しつつあった。 しかし、亜美が手をやって陰嚢を撫でてやると、半勃ち状態からそのままムクムクとふたたび亜矢の胎内で硬化する。 「すごいでしょう。2人ともすぐ回復しちゃうんだよ」 亜美が言うと、亜矢の胸に顔をうずめたままの陸の腰が、急ピッチの抽送をほとんど間をおかずに再開しはじめるのだった。
「陸、ちょっとストップ!」 亜衣の命令が飛んだ。 「なんでよー」 亜美は抗議したが、陸は素直に腰の動きを止めていた。4人の、いや、今や5人の中で最大の権力者は、最初に禁を破って海の童貞を受け入れた亜衣なのだ。 「いいこと思いついたの。海も一緒に犯らせてあげればいいじゃない」 疑問顔の妹にさらに言葉を重ねる。 「こっちの穴が空いてるでしょう?」 そう言って亜衣の手が、陸の陰嚢を愛撫していた亜美の手を下のほうへと導くと、確かにそこにはもうひとつ穴が空いていた。 「あ、なーるほど」 「なぁに? ダジャレ?」 クスクスと笑いあう妹達の声を聞きながら、すっかり抵抗をあきらめた亜矢の瞳から、一筋のなみだが流れ出していた。
妹達の手により、陸のものが抜けてしまわないように、慎重に体位を入れ替えさせられた亜矢は、華奢な少年の身体の上でうつぶせになっていた。 ちょうどよい位置にあった右の乳首は陸に舐めしゃぶられ、残った左の乳房には亜美が取り付いている。 そして、三姉妹の共有スペースであるリビングに置かれた鏡台から引っ張り出された乳液が、亜衣と海の2人がかりの手指で丹念に裏門へと塗り込められていく。 「ぬるぬるになったね。どう、海、気持ち良さそう?」 「うん。きもちよさそう」 「そっかー、でも海はこっちの穴を使うのははじめてだから、お姉ちゃんが手伝ってあげるね」 「うん!」 いま口がきける2人の会話は、そこに含まれる単語さえ違えば、帰りの電車の中で亜矢が想像していた光景そのものだった。
後編
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とある三姉妹~:完結
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[ 2009/03/29(日) 15:21 ] |
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