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深夜バス中編
女性主人公のせいか、思いのほか前戯がねっちょりしつこく、2回では終わりませんでした・・・
では受け好きの方は続きをどうぞ。
カチッ
静寂の中、ブランケットが被さっているとはいえ、折りたたみ式の携帯を開く音は、さやかにはひどく大きく聞こえた。
しかし正樹にはそんなことを気にしている余裕は無かった。携帯画面の明かりに照らされた、さやかの形の整った意外に大きな乳房が目に飛び込んできたからだ。
その鮮烈な景観は、わずかな時間でふたたび闇の中へと沈んでしまう。
すぐに省電力モードに切り替わってしまう携帯電話では、少年を十分に愉しませることも、さやかが羞恥を感じつつも見られる快感に酔うこともできない。
(ねえ、正樹クン
ゲームとか持ってなぁい?
)
さやかがささやきかけると、少年は無言のままごそごそと荷物を漁り、携帯ゲーム機を取り出し電源を入れた。
ブランケットの中にほの白い明かりが充ちると、正樹の目の前に豊かな双丘があった。
スレンダーなスーツ姿からは想像もつかない見事なFカップ。さやかの乳房が服の上からでは目立たないのは、アンダーバストがかなり細いからだった。
F60などというブラは普通は市販されていないが、トップが82cmと聞いてこの光景を想像する人はなかなか居ない。
(くっ・・・)
正樹が苦しそうに呻いて身体を折った。すっかり興奮しきった下腹部には、半ズボンでは容量が小さすぎるのだった。
少年の様子からそのことを察知したさやかがささやく。
(苦しいなら脱がしてあげる
)
おだやかな断言。ブランケット内の空気を支配する彼女に、経験不足の少年が逆らえる訳もない。
包み隠していた手が外され、下腹を覆っていたもう一枚のブランケットが剥ぎ取られると、少年にとっては精一杯のテントがさやかの目に晒された。
そのまま半ズボンのボタンを外し、パンパンに張り詰めて固くなったファスナーも、力を込めて一気に引きおろしてやると、白いブリーフに包まれたものがぴょこんと突き出す。
はぁはぁはぁ、はー、はー
伸縮性のない半ズボンから下腹部を開放された正樹の息が整ってくる。それでも半開きのままの口をすかさずさやかの唇がふさぎ、舌を差し込んでいく。
さやかの長い舌が少年の舌をとらえると、器用に巻き込んで伸ばさせ、啜り上げて自らの口へと吸い込む。
はぁはぁはぁはぁ
かすかに空いた隙間から、ふたたび激しくなった正樹の息が漏れた。
さやかは少年をリードするために冷静さを保とうと、意識してゆっくりと鼻で呼吸している。
彼女にしたところで、本物の少年を相手にするのは初めてのことだった。今までは空想の産物や、他者の創作物を愉しむことで自分を慰めてきた。
それが、思ってもみない幸運が転がり込んできたこの機会を絶対に逃すことはできないし、失敗することもできない。
世間体を気にした人並みの恋愛ごっこなどでは、決して満たされることのなかった本当の情欲。
いま手の届くところにあるそれを手に入れるためならば、さやかはどこまでも積極的に淫らに、同時にどこまでも冷静になれた。
彼女は一通り少年の舌を舐めしゃぶると、名残惜しいが次のステップに進むことにした。
とろとろと少年の口に粘り気のある唾液を流し込んでやる。そうすると、彼女の意図に反してすぐさまコクコクと喉を鳴らして少年が飲み干してしまった。
(あん
そんなにすぐ飲んじゃダメ
2人のよだれを口の中でまぜまぜして半分ずつ飲むの
わかった?
)
目がトロンとした少年は、それでもコクンとうなずく。
ふたたびとろとろと少年の口に唾液を流し込んださやかは、今度はすかさず口づけて2人分のそれを啜り上げる。そうしてまた3倍になった液体をとろとろと少年の口へ。
とめどなく流れ出る2人の唾液は、3度も往復を繰り返すと正樹の小さな口腔では、溢れてしまいそうなほどに増量された。
さやかはそれを半分だけ啜り上げると、少年に目で合図する。
ゴクン ゴクン
2人はほぼ同時に喉を鳴らして甘い液体を飲み干す。
ふー、はー、はー
少年の息はまだ荒かったが、じっくりと味わうという行為を経験したおかげか、先ほどまでの切羽詰ったような状態は脱していた。
――そろそろ次へ行って大丈夫そうね
さやかは確実に一晩で少年を虜にするために、あせらず段階を踏んで計画をすすめていく。
胸を肩に押し付け少年の頭を抱え込むようにして、ほとんど耳にキスするかのような近さで、彼女は彼に小さな小さな声でささやいた。
(ね、正樹クン
お姉さんまだパンツがまだビショビショでキモチわるいの
脱がせて拭いてくれたら、もっともっとエッチなお礼をしてあげる
)
(!!!!)
少年の目が大きく見開かれる。今の提案だけで、正樹にとっては十分以上にもっともっとエッチなことだった。
しかし、それよりももっともっとエッチなこと・・・知識の無い少年には想像もつかない淫靡な行為への期待に、見開かれた目がらんらんと輝いた。
(してくれる?
)
言わずもがなのお姉さんの確認。
「うん!」
興奮のあまり思わず声を出してしまった少年の唇に、すぐさまさやかの指が押し当てられる。
(し~~
声だしちゃメッ
)
(ごめんなさい)
(判ればいいの
)
2人は小さな小さな声でささやき交わした。
あくまで平静を装って、さやかは準備を整えた。
1枚のブランケットは座席の上部にくくりつけ、もう一枚のブランケットは肘掛にくくりつける。そうするとかなりの空間が確保できた。
そして、正樹の尻を前にせり出させ仰向けに低い姿勢をとらせると、その胸のあたりに膝立ちでまたがる。
少年のほとんど目の前に、極端に布地の少ない下着姿を晒す体勢だった。
その布地は、言ってしまえばほとんど生殖器しか隠していない。やわらかな丘は、大半があらわになってしまっている。
彼女はその下着を着けるために、すべての無駄毛を処理してしまっていた。
まだブリーフに隠されているが、おそらくはそうであろう少年の股間と同じく、完全に無毛だった。
もはや剃っているのではない。クリームを使って完全に脱毛してしまっている。
毛穴も綺麗に処理され、すべすべと肌触りが良いが、決して幼女のそれとは似ていない。
これから先、発達した恥丘が心地よく少年を迎え入れることは間違いなかった。
だが、まだその最高の悦びに酔うことは、少年に許可していない。
最後の準備を彼自身に整えさせ、男としてのプライドをくすぐることと、焦らしてより悦びを高めることを狙っているのだった。
それは、この関係を今夜限りで終わらせないために必要なこと。
普通の出会い方をした訳ではない彼、事実が先行してしまった彼に、恋を抱かせる女の駆け引きだった。
(ゆ~っくり脱がせてね
)
可愛くおねだりしてみせるが、実のところそれなりの経験を積んだ大人の女の手管で、少年の男の本能を満たさせようとしているのだった。
支配欲、征服欲、何と呼んでも良い。年齢など関係なく、女の上位に立ちたい男のプライドを満足させること。はじめから、ことさら“お礼”を強調してみせてもいる。
そして、注文通り少年の手指が、ゆっくりと下へ下へと腰紐を引きずり降ろしはじめた。
深夜バス:完結
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2009/04/20(月) 05:51
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