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第三章『対決!百合魔人マイ・前編』 |
「ウフフッ、気持ちいいでしょう?」 「グスッ、もう、止めてください」 夜の体育用具室にいかにも淫蕩な女の声と、涙交じりに哀願する声が響き、その合間にクチュクチュといやらしく湿った音が流れた。 二人の女が体を重ねている。 オープンビスチェとガーターストッキングで身を固めた上の女はインジョーの百合魔人マイ。 眼鏡だけはかけたまま裸に剥かれ、縄で縛り付けられている下の女はユウキの担任教師サオリ先生だった。
「可愛い顔してその歳でまだ処女だなんて、あなたも男嫌いなんでしょう? 私が女同士のよさを教えてあげる」 マイはそう口上しながら、女性器同士をこすりつけ、淫蕩な笑みを浮かべた。 騎乗正常位と呼ばれるレズ独特の体位で、剥き出しのクリトリス同士を直にこねる。 奥手のサオリは、オナニーの時でさえ今日までクリトリスを剥き出したことなどなく、包皮の上からなぞるだけだった。 そんなサオリにいきなりこの上級技は強烈すぎた。 最初は嫌悪がつのるだけだったが、徐々にその感触に興奮しはじめていく。
「はぁ、はぁ、はぁ」 サオリの息が荒くなり、性感以外には何の役にもたたない小さな器官が硬くなっていく。 敏感にサオリの充血具合を感じ取ったマイは、乱暴なほどに腰を蠢かせ、自分のクリトリスを使ってサオリのクリトリスをこねくり回した。 二人の微妙な部分がこすれ合う音はより粘性を増し、サオリを未知の領域へと導く。 女の性感は二段階の領域があり、経験が少ないと小さな方の頂点をオーガズムと勘違いして、そこまでで留まってしまうことがある。 サオリもそうだった。 百合魔人マイの手により、強制的にこれまで絶頂だと勘違いしていた領域を飛び出し、本当の絶頂へ向けて昂ぶっていく。
「あん、あっ、ああん」 これまでのサオリは、こんなに大きな声で喜悦を表したことはなかった。 あえぎ声などすべて演技だと思っていた。 しかし今は、こらえようもなく声がでてしまう。 「くぅ、ふぅん」 上の方からも、こらえ切れず漏れてしまった声が聞こえてくる。 だが当然のことながら、マイはサオリよりもずっと冷静だった。 どこに隠し持っていたのか張り型を右手に取り出し、タイミングを計っているようだった。 百合魔人マイの最大の愉しみは、捕らえた処女を強制的に絶頂に至らせ、その瞬間に処女の証を奪うことにあった。
「やめろ! サオリせんせいのバージンは、ボクのものだ!」 謎の情報源からサオリのピンチを知って駆けつけたユウキの声が響く。 それは今朝久しぶりに再会したときから考えていたことではあったが、インジョーの魔人などではないサオリを犯すことにはためらいがあり、今日一日では実現していないことだった。 しかし今、サオリの貞操の危機を目の前にして、思わずユウキの本心が口を突いてしまったのだ。 「ふん、そこで見てなさい」 ユウキの出現に、マイは張り型を腰に装着することをあきらめ、手で押し込んで処女を奪おうとする。 「やめろー、ヒュプノアイ!」 状況はともかく、サオリのあられもない姿を目にして、ユウキの分身は正義の心に燃えていた。 正義のパワーが炸裂するかに思われた。
偶然が作用した。 ひいっと声を上げて、顔をかばうようにマイが持ち上げた張り型の基底部の金属面が、鏡のように作用してヒュプノアイを跳ね返したのだ。 「しまった!」 拡散して不完全な効果とはいえ、ユウキはその場にガクッと膝をついた。 勝利を確信したマイは、余裕の行動にでた。 「ちょっと待ってなさい」 そう言って本物の絶頂直前まで追い詰められたサオリの頬を撫でると、おあずけ状態のままにして腰を上げユウキに近づいていった。
ふらふらのユウキを足蹴にして仰向かせると、その顔面にまたがり腰を落としていく。 「ほらお舐め! お前の舌が女を満足させられるか試してあげる。上手にできたら、あの娘のおっぱいぐらいは吸わせてあげるわ」 マイは子供と思って侮っていたが、ユウキにとっては千載一遇の逆転のチャンスだった。 レイコとの性活では封印した禁断の技、駐屯クンニが炸裂した! 剥き出しになったクリトリスをチュッと吸い上げると、硬くした舌先でトントントンッと連続して弾く。 サオリへの愛撫で自身も昂ぶっていたマイに対してその口撃は強力に作用し、逃げる暇も与えずに一瞬で昇天させた。
「おおおおうっっっっ!!!」 獣じみた歓喜の声をあげ、マイの意識が遠のく。 ふらり、ゴツン、ドサッ マイにとっては場所が悪すぎた。 体育用具室という狭い中にゴチャゴチャとものが置いてある場所でふらついたのだ。 頭を打って気を失うのも必然だった。 ユウキはマイのことはひとまず放って、這うようにしてサオリの元へと向かう。
「あそこが、あそこが熱いぃ、なんとかしてーー!!」 絶頂寸前でおあずけにされたサオリは、気も狂わんばかりにして叫んでいた。 縛り付けられた状態では、自分で慰めることもできない。 長い髪は乱れ、ずれた眼鏡の奥の閉じられたまぶたからは涙が流れ出している。 それでもなお美しいこの人をなんとかしなければ! ようやくヒュプノアイの効果が切れたユウキは、ためらいを振り払いM字に開かれて固定された股間へとまわりこむ。 するとユウキの目に、想像以上に美しい光景が映し出された。
白い喉、くっきりと浮き出た鎖骨、母のいないマザコンのユウキを魅了するEカップの乳房と対照的にたおやかなくびれ、そこからまた急激に盛り上がる腰。 そして剥き出しの股間には、いかにも柔らかそうな恥丘を飾る逆三角形の薄毛、薄い唇は赤く充血してハート型に開いている。 その合わせ目には淫女の虐待を逃れ、ふたたび大半を鞘の中に隠してしまったピンクの宝石が一粒。 目を落とせば、本来なら淑やかな小さな穴には白い皮膜が張り、皮膜の中心の更に小さい穴から今は男を求めてジュクジュクと白濁した粘液があふれている。 あまりの絶景に思考停止したユウキは、百合魔人がやろうとしていたことを再現しはじめた。
まずは右手の親指と人差し指で姿を隠したピンクの宝石をつまみ出し、クリクリと転がすように撫でてやる。 「あん、あん、ああん」 サオリの口から、狂おしい叫びに変わって安定した悦びの声が流れ出す。 その様子を確かめたユウキは、左手をそえて分身を皮膜の中心へと導き、本来なら月経血やその他のものを流れ出すために開いている小さな穴から、先触れの汁をトロトロと流し込んでやりながら、きたるべき瞬間にそなえた。
「ああーーーっっっ」 サオリが歓喜の声を上げた瞬間を逃さず、プチッと処女膜を突き破ってユウキのペニスが侵入する。 そのまま一気に子宮口まで突き上げると、サオリの膣の脈動につられてドクドクと射精しはじめる。 処女のサオリと結ばれる瞬間に、まさか同時オーガズムを経験できるとは想像もしていなかったユウキは感動に打ち震えた。 ユウキが放出を終えてもまだ、女の永い絶頂にサオリの膣は脈動を続けていた。 興奮冷めやらぬユウキは、その動きにつられて続けざまの射精を再開する。 ドクッドクッドクッドクッドクッドクッ
連続射精の想像を絶する快感の中で、ユウキの前に真理の扉が開かれた。 この瞬間まで、ユウキはインジョーの魔人を倒すことが正義だと思い込んでいた。 だが、それはかりそめの正義に過ぎなかった。 いい女を犯し、快楽の虜として堕とし、雌奴隷として自らの所有物とする。 それこそが真の正義だった。 覚醒したユウキに、もはやためらいは無かった。
精子量と反比例して精液に含まれるナノマシンは、最初の二度の射精ではほとんどサオリの胎内には流れ込んでおらず、破瓜の痛みの沈静と膣内性感帯の開発という女に対する基本機能をはたして活動を停止していた。 だが、覚醒したユウキにとっては、それで充分すぎる助けだった。 「……須…藤…くん?」 絶頂を越えて意識の明瞭さを増したサオリが状況を認識しはじめる。 「なっなんで、えっ、いや、いやーーーーーっっっ!」 まだ幼いと思い込んでいた教え子に、はじめての秘所を犯されていることを認識したサオリの絶叫がこだまする。
ユウキは無言で腰使いをはじめた。 処女を失ったばかりの狭い膣には、ユウキの細身のペニスが、むしろちょうどあつらえたようにフィットした。 隙間無く密着し、同時に子宮口のすぐ近くにある突起物をも的確に突き上げる。 「あっ、すっ、ああ、須藤うぅ、くぅーーん。だめ、ああ、だめっ」 教育者としての理性から、サオリはユウキを止どめようと説得らしき言葉を口にしたが、あえぎ声交じりではむしろ誘っているようにしか聞こえなかった。 それもすぐに、ただのあえぎに埋没していった。 「ああ、あああ、ああん」
つい先ほどクリトリスでの絶頂をはじめて経験し、処女を失ったばかりの女が、本来なら最も開発が難しいとされるポルチオの快楽に酔う。 人によってはクリトリスよりも強烈だという、子宮を揺らす未知の快感にサオリの清純さは侵食され、例えこれ以上ナノマシンの助けが無かったとしても、すぐにもユウキの従順な雌奴隷へと堕ちただろう。 そして、先ほどとは別種の絶頂がサオリを襲う。 「あっあっあああああ」 膣は先ほど以上に蠢き、ふたたびユウキを連続射精へと導く。 レイコ相手では起きなかったその反応は、ユウキの興奮度、通常の意味での恋愛感情に依拠していたが、この時はまだそのことに気付いてはいなかった。
時間にして通常のおよそ七倍、絶え間なくユウキは股間の諸筋肉を収縮させ、体液を流し続けた。 陰嚢が成長したとはいえ、そこまで連続で射出し続けては、さすがに精子は薄まる。 代わって大量のナノマシンがサオリの胎内へと流し込まれると、邪淫に染まった魔人と異なり早くも精神支配が作用し始めた。 「ユウキ、くぅん………ユウキ…様ああっ」 呼び名の変化が少年に初恋の相手が自らの所有物となったことを知らせた。
このままサオリを犯し続けたいのはやまやまだったが、今はまだもう一人の女が残っている。 何か確認の手段はないかとサオリの身体を観察したユウキが気付いたのは、小柄なサオリとであれば思い切り屈曲させれば体を重ねていてもキスができるのではないかということだった。 正義のパワーで素早くサオリの下半身の縛めを解くと、ぐいっと大きく足を持ち上げる。 完全に女の腰の上にのしかかったユウキは、両手でサオリの頭を抱えると思い切り引き寄せ、舌をのばしていく。 それを見てサオリも必死に応えると二人の舌が中空で絡まり、次いで互いの唇を重ねると貪るように吸いあう。
精神性の強い女の性感は、区々たるテクニックよりもキスや抱擁で一気に高まることはよく知られたことだが、それにしても過敏かつ多大に反応したのはやはりナノマシンの働きだったのだろうか? キスの最中、ユウキの腰が蠢き続けると、あっさりサオリは三度目の絶頂に達し、応えてユウキも連続射精を繰り返した。 陰核の鋭い快感、子宮を揺らす激しい悦楽、そしてキスを交えた甘美な陶酔。 つい数分前まで処女だった女は、一連の少年との、ご主人様との交わりで三度もの絶頂を経験し、完全に征服されたのだった。
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性戦士ユウキ:完結
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[ 2009/03/30(月) 20:24 ] |
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