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Slave1:旧華族・真里 |
旧華族直系の真里は、生まれながらのセレブだった。 戦後も保持し続けた土地を、タイミング良くバブル期に売り抜けたおかげで、あと何代も遊び暮らせるほどの資産を持っている。そして歴史教科書に載るほどの家名。 しかし、それがゆえに普通の男では尻込みし、おいそれと彼女を口説くこともできない。 まして彼女の好みの男性は・・・
セレブリティ。単なる成金をも含む和製英語としてのそれではなく、本来の意味でのセレブを基本的な顧客とする倶楽部は、客と経営者の社会的影響力によってマスコミの餌食になることはあり得ない。 下っ端の記者などでは存在すら知らないだろうし、仮にスクープなどと称して報じようとすれば、大手新聞社や在京放送局であっても会社ごと地上から消えてなくなるだろう。 安全・確実な、セレブな女たちのための秘密の園。 生まれながらのセレブである真里は早くからその存在を知っていたが、強権的な父は決して入会を許さなかった。 その父が昨年交通事故であっさりと逝った。抑圧する存在の消失に悲しみは無かった。 そして彼女は、望みどおり初めての秘所を1人の美少年に捧げたのだった。
「今日も早いな、真里は」 皮肉交じりのボーイソプラノが背後から投げかけられた。 まだ午後も早い時間。少年たちが帰ってくる前のロビーには、さすがに客の姿は少ない。 たまのオフを満喫するために訪れた人気女優や、真里と同じようにあくせく働く必要が無いほどの名士の子女だけが、互いに気付いていないかのように距離をとって、自分が指名する少年の帰りを待ち受けている。 「そんなにオレに抱かれたかったか?」 真里の家名など気にしない不遜な物言いと、不釣合いに可愛いとさえ称して良い容貌の持ち主。 彼女の主人である亮が帰ってきたのだった。 「はい、亮様・・・」 静かなロビーに気をつかって、小さな声でそっと答える真里。だが、少年の答えはそんな彼女の思惑を完全に無に帰すものだった。 「じゃあ、今すぐ抱いてやるから、後ろ向いてケツ出せよ!」
会員規約は、そこまでの恥辱に耐えなければならないほど一方的なものではない。 しかし、気位が高いと言うべきか、わがままと言うべきか、亮は思い通りにならない客をあっさりと棄て、自分の顧客名簿から外すことがしばしばあった。 真里が知るだけでも他の少年を指名した客2人が外されている。 彼女にとって亮は、初めての相手であると同時に唯一の相手だった。 他に幾人か彼女が指名権を持つ少年も居る。しかし・・・
「ほら、お前がどんだけエッチか、他のお客さんにも見せてやれよ」 少年らしい無邪気な残酷さで亮が明るく言い募る。 内弁慶と呼ぶべきなのか、彼は学校でイジメに加担するようなことはなかったが、売春倶楽部ではとことんサディスティックだった。 お嬢様育ちで他人に命令され慣れていない真里は、そんな亮によりいっそう惹かれていった。ずけずけと遠慮なく彼女の心の奥底まで入り込み、マゾ雌の本性を暴き立てられていく。 結局、少年の逆らうことの出来ない彼女は、かけていたソファに手を突いて着飾ったドレスのスカートをたくし上げていった。 すると少年の好みとして命じられた、ガーターストッキングしか着けていない下半身があらわになる。 そしてハイヒールを履いた足を、亮の腰の高さにあわせてみっともなく開ききるのだった。
客同士の暗黙の了解として他人に干渉しないことになっていたが、このような事態では直に視線は向けないまでも、耳目が2人に集まっているのは間違いなかった。 ペチンッ 亮は真里の尻をひとつ叩くと、いつものように前戯なしでいきなり最奥部まで侵入した。 「ひっっ!」 粘膜が引きつる恥痛に真里の喉から悲鳴になりきらない声が漏れた。 同時に少年に調教し尽くされた身体は、その恥痛に期待を煽られじわりと濡れそぼっていく。 「ほらほらっ」 声を上げながら、少年が身長に不釣合いな長大なものを突き入れる。一見乱暴なだけの荒腰は、膣奥の敏感な部分を確実に突き上げ、子宮を揺らす。 激しすぎるその動きと、衆人環視の中で犯されている恥辱に、マゾ雌の身体がいちじるしい反応をみせた。
「くっ」 抱きなれたはずの女の肉壷が、いつも以上に締め付けてくる。やわらかな肉がきつく締め付けるという矛盾した感触に、少年は思わず声を漏らした。 「お前・・・こんなに良かったか? うぅ」 予想以上の快楽に、少年の余裕がなくなっていった。 「くそっ! もう出る!」 ドクドクと大量の白濁液を噴出しながらも、少年の腰の動きは止まらない。 「んんんんんんっ」 その激しすぎる行為につられ、真里も膣肉をヒクつかせた。
だが少年は自分だけ最後の一滴まで搾り出すと、あっさりと真里から肉棒を引き抜いた。 「おい」 そう言って、彼女の肩に手をかける。 まだ膣をヒクつかせたままの真里は、グッタリしながらも振り向き、少年の逸物を口に咥え込んでいった。 膣内射精したばかりのものを、自分の口でお掃除するのが亮と客の間のルールだった。 敏感になり過ぎたものを刺激しすぎないように、同時に勃起だけは維持する程度に。自身が逝っている最中の真里には辛いご奉仕だったが、それがまた彼女のマゾ性を呼び覚まし、更なる悦虐の期待に身体を震わせるのだった。
「このままエレベーターまで行くぞ」 ふたたび後から貫かれ、床に手をつかされた真里に少年が命じた。 膝を曲げることは許されず、足を大きく開ききった姿は、四つん這いとも違う野生の獣でも恥らうような、あさましい限りだった。 他の客達にどれほど蔑まれていることか。その恥辱の想像がまた、マゾにはゾクゾクとするようなおののきを生むのだった。 一歩進むごとにギリギリまで引き抜かれたものが、最奥部まで穿たれる。 部屋にたどり着くまでに何度逝かされてしまうのか。想像を絶する新たな戦慄に、真里は畏れすら感じずにはいられなかった。
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少年売春倶楽部
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[ 2009/04/26(日) 09:52 ] |
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