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お姉さん×ショタの小説(SS)サイトです。ショタ攻め中心、ハーレム属性。
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Case0:OL詩美
まだ設定説明が必要かと思い、濡れ場なしの第0話という感じの話です。
設定が浸透してくれば、いつも通りほとんど濡れ場ばっかりの抜き小説も書けると思うのですが・・・



「おっはよー」
「きゃっ」
後ろ向きに扉を閉めていた詩美(ことみ)のスカートが、いきなりまくりあげられた。
「こらぁ! 健太くん!」
相手を確認して、つい甘くなってしまいそうな表情と声を努力して引き締める。
「へっへ~」
悪びれずマンションの廊下を駆けていく隣室の少年に、詩美は何年も前から恋していた。
出合った当初まだ学生だった彼女は、いつか彼のものになる日を夢見て貞操を守っている。

近年、躾のためにあえて夫と離れて子育てする男の子の母親が増えている。隣家の親子も健太の幼稚園入園の時に引っ越してきた。
男の子の親子は、肉体/精神年齢があまり離れていないせいか、女性から見れば兄弟のような関係になることが少なくない。一緒に騒いだり、本気でケンカしたり。
それは良いのだが、一緒に暮らすと父親の他の妻たちは、実子でない男の子を甘やかす傾向があり、乳離れしてから最初の『結婚』をするまでの数年間は、母子家庭状態で育てる方が良いと子育ての専門家たちは言う。
そして『筆おろし』、最初の事実婚を期に男の子が自分の家庭を築くと、母親も夫の下へと帰っていくのだった。
もちろん法的には、男の子が満18歳にならなければ正式な結婚はできないのだが、そんなものは誰も守ってはいない。
そもそも、アンチエイジングを受けている男の子が、十数年程度でそう変わるものではない。
むしろ、その間に悪しき自慰行為を覚えさせてしまうのは、ただでさえ結婚できない女性が溢れる世の中では犯罪的ですらある。
キリスト教社会などでは、昔はギリギリ妥協しても男の子が精通してからでないと性行為はタブーとされ、人口が激減する時代もあったそうだ。
近年はCool Japanとか言って、精通前に筆おろしする日本の風習を真似る人も多いと聞くが・・・

説明的な物思いにふける詩美に、涼やかな女性の声がかかった。
「あっ、詩美ちゃん。出かけるとこ?」
「はい」
健太の母親だった。
「よかった、歩きながら話せない?」
「何でしょう?」
「今度の週末、旦那が二人っきりで温泉でも行かないかって」
健太の父親は何度か見かけたことがある。まだ30代(肉体/精神年齢:8~9歳)と思しき、若い父親だった。
その若さで子供、それも男の子を儲けているのは例外的であり、旺盛な夜の生活が想像されたが、それだけに幼い健太から母親を独占してしまえば、ケンカになるのは無理もないことだった。
「それでね、良ければ金曜の夜から月曜の朝まで、健太の面倒を見てくれないかなって」
健太の母の口許は笑っていたが、目の光は真剣だった。
「あの・・・それって・・・でも、私でよろしいんですか?」
「嫌?」
「いえっ、そんなこと。・・・でも」
事実上の母親公認がうれしくない訳がない。それでも詩美は言いよどむ。
「何か気になることでもあるの?」
「・・・あの・・・その、親戚の方とかじゃなくても良いんですか?」
その答えに健太の母は声を出して笑った。
「あはは、やだ、そんなこと気にしてたの? 意外と古風なのね」
「・・・・・・」
「私と旦那だって赤の他人同士だったのよ?」
健太の母は、他人同士である健太の父を最初に相手にしたのが自分だったことをさりげなく告げ、詩美のためらいの原因をあっさりと振り払ってくれた。
「・・・お母様」
憧れ続けたその呼び方は、自然に口を突いて出た。
「決まりね。健太を任せられるようなら、私も旦那と一緒に暮らせるんだもの。期待してるわよ」
満面の笑みを見せる義母に見送られて、詩美は仕事へ向かうのだった。

さっそく通勤電車で、昼休みにも、詩美は携帯サイトで初めての情交について調べ始めた。
はじめて同士】と題するサイトには、自身もはじめてで筆おろしをした女性の体験談が、全国から書き込まれていた。
掲示板ではあけすけな議論が交わされている。
曰く、「経験のない少年相手には、女性の側が積極的にならなくては」、「プライドの高い男の子には、最初から上になるやり方を教えるべき」、「いっそ処女膜は、自分で破いてしまう方が良いのではないか?」、「痛くても旦那様になる人に捧げるべき」。
今まで知らなかったが、詩美や健太の母のように、他人同士、初めて同士で筆おろしをするケースも意外に多く、近年増加傾向にあるようだった。
他にも雰囲気を演出するためのアロマやキャンドル、寝化粧向きの化粧品、扇情的なナイトドレスの通販などなど・・・
実際的には、ほとんど女同士だけの世界である携帯サイトならではの、今の詩美に必要な情報が集まっていた。

「じゃあ、お願いね」
「はい。いってらっしゃい」
金曜夜、旅装の義母を健太と共に送り出す。
「健太、お姉さんの言うことよく聞くのよ?」
「・・・うん、わかった」
まだまだ母親への甘えが抜けない健太は、少し不機嫌そうに答えた。
しかし今夜、十分になついている詩美との親密度が増せば、自然と親離れするだろう。
二人の女は目でそのことを確認しあい、それぞれが愛する少年との夜を過ごすため、静かに扉を閉じていった。





パラレル201X | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2009/04/25(土) 12:44 ]

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